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心待ちの、大雨期のはじまり

2026/03/23
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【写真】厚い雨雲が立ち込めるTANJA農園

TANJA農園の溝内です。

昨年末の小雨期が少雨で、コーヒー、アボカド、マカダミアの木々にとって厳しい日々が続いていましたが、2月の後半から風の雰囲気が変わり、3月に入り大雨期らしい雨が降り始めました。

【写真】降りしきる恵みの雨、テラスより

 

1. 雨の恩恵

雨が降ると農園全体が緑いっぱいになります。恵みの雨を受けたコーヒーの実が少しずつ大きくなっていく時期です。今年もおいしいコーヒーが育ってくれると期待しています。

【写真】雨の恵みにより、コーヒーも瑞々しい緑に

2. 大雨に伴う問題(橋の倒壊、倒木、転倒事故、水害)

農園である私たちにとって雨は恵みなのですが、さまざまな問題も出てきます。

一昨年には、大雨が降り続け農園のコンクリの橋が1つ崩れました。

【写真】昨年、橋が崩れた後に仮設でかけた橋

 

【動画】テスト運転で安全確認…

 

 

【写真】現在は、コンクリートで完全復旧

 

木も倒れることもありますし、ワーカーがすべって転んでけがをすることもあります。

昨年、弊社のワーカーさんではありませんが、近隣のコミュニティの方が、大雨に流されて亡くなられました。雨季の大雨は、恵と共に水害の原因にもなります。

(今年の3月初旬は、隣国のケニア首都ナイロビでは先週からすでに20数名の方が水害で亡くなられています)。

Nairobi floods: Death toll rises to 23 as 29 people rescued, 71 vehicles swept away police say | Daily Nation

 

3. 農園の防災対策(迅速な情報連携、事前の道路整備、チームワーク)

農園ではこのような被害を防ぐために携帯電話で被害や危険な場所をマネージメントに共有する仕組みを作りました。

先日は、バークフリーデン※(=一番トップのエリア)の隣の農園の木が倒れてうちの農園の電気フェンスを破壊。この情報も警備チームからすぐに上がってきました。

※TANJAの農園は、全部で3か所あります。Tanzania – African Stories

 

【写真】電気フェンスをもなぎ倒した倒木。すぐに報告が入る体制に

 

そして、雨期前には農園内の道路を整備します。農園の重機も活躍しますが、ワーカーさんたちにも鍬で側溝を作ってもらいます。これらの作業によってトラクターや車両が安全に効率よく作業ができるわけです。

【写真】ワーカーさんたちが側溝を掘った後で、道を直す重機が登場

 

まだまだ各部署が自律的に事前の準備、対処をやってくれるレベルには達していませんが、少しずつ働いてくれている人たちの安全まで配慮できる体制を整えています。

 

雨は、コーヒーの実を育ててくれます。本当に農園にとって恵みです。その恵みを十分に活かすために、今後もワーカーの働く環境の改善もこつこつとやっていきます。

 

  • 溝内 克之
  • TANJA シニアオペレーションマネージャー