2026年の年始め、現任者オリエンテーションを実施

2026年が始まりました。
タンザニア北部にある弊社農園(TANJA Corporation Ltd.:以下TANJA)でも、今年の収穫に期待を抱きながら新たな年を迎えています。
TANJAには、農作業を行うワーカーさん以外にも、現場では多くの職員が働いています。農園が1,760ha以上と非常に広大で業務も多岐に渡るため、多様な専門性をもつ若手職員たちが、業務を効率化し、成果をだせるような組織をつくることが目指されています。
- 【ワンポイント】
- 職員には、農業の専門性を持つ職員や組織を支えるバックオフィス系の担当、またスマートビレッジ構想を現実化するために地域との連携を促進する担当などがいます。彼らの多くがTANJAとしての農園運営を開始してから仲間になった若い職員です。そのため、職員への指導育成も、TANJAの重要な取組です。
今回、職員に向けて、組織としての制度や規則を理解し、会社としての一体感を醸成するために取り組んでいる「現任者オリエンテーション」を紹介します。
【写真1:オリエンテーションの様子】

オリエンテーション実施
- このオリエンテーションは、昨年2025年から実施しており、今年で2回目です。今後も継続し、1月の恒例行事となる予定です。
- 今回は日本人職員の住居兼オフィスであるファームハウスで開催。当日は快晴。
- 対象者はTANJAの職員。一度に全員は集まれないので、各チームの代表1-2名が参加しました。
主な内容
1. アドミンチームから:社内制度に関する説明
【写真2:アドミンチームからのプレゼン】

まず総務、人事、会計、調達などの仕事をする「アドミンチーム」が、組織としての決まり事、手続きなどの説明をしました。これはそれぞれの職員が適切に決まり事や手続きを理解し、圃場で働いてくれているワーカーさんたちに適切に説明できるようになるためです。
- 【ワンポイント】
TANJAとして農園を引き継いですぐに取り組み始めたことは、「ワーカーさん一人一人との正式な契約書の締結」です。
- ●TANJA以前の頃は、多くのワーカーさんが契約書なしの日雇いとして働いていました。そこでTANJAでは、安心して働いてもらえるように「契約書」を取り交わすことを進めてきました。
- ●また契約書締結の際には「アドミンチーム」が協力してすべてのワーカーさんに権利や義務、手続きなどを説明しています。併せて、年金制度などを含めた社会保障への加入も支援しています。
- ●ワーカーさんからは「はじめてこんな説明を受けた」という声も多く寄せられています。
結果、500名近くのワーカーさんと、納得の上、契約書を締結することができました。
このオリエンテーションを通じて、すべての職員が制度や規則、諸手続きを理解し、全員が作業員に正しく説明できるようになることを目指しています。
2. 各チームからのプレゼン
2026年の計画、進捗状況、連携が必要な他のチームへの情報共有・連絡事項…などを発表しました。
- 『ワークショップチーム』
- ●日頃の業務:TANJAの自動車やトラクターなどの整備・修理などを担当
- ●報告内容:交通安全、車両利用のルールなどを伝えました
- 『プロジェクトチーム』
- ●日頃の業務: TANJAが関わる地域などとの新規事業を担当
- ●報告内容:CSR事業、カーボンクレジットプロジェクトの進捗等が共有しました。また農業事業を中核としながら社会にポジティブな変革をもたらすという会社の目標についてみんなで確認しました
- 【ワンポイント】
- 今回のオリエンテーションでは、それぞれが紙の資料やパワーポイントを利用したプレゼンを用意してもらいました。限られた時間に簡潔に他者へ伝える練習の一環でもあります。情報の軽重が整理できず、大幅に時間をこえた職員も何人かいましたが、別日にお互いのプレゼンの仕方へのフィードバックも行いました。
【写真3:各チームからプレゼン】

こうしたオリエンテーションは、日本では当たり前のことですが、TANJA職員にとっては全てが貴重な経験!
会議/オリエンテーションをする、社内制度をしっかり作って説明をする、自分でプレゼンをする…。
日本の社会人の方は1年目研修などが近いでしょうか?学生の方は、各ステージの1年生の初回の講義、クラスの集会がイメージかもしれません。
TANJA職員も、まさに、そうした面持ちで参加をしていました。
初参加のメンバーは、説明がおぼつかないところもありますが、2年目、3年目のメンバーは、しっかり要点や議論のポイントを押さえてプレゼンができるようになっています。
(まだまだ伸びしろは沢山ありますが)当初を思い起こすと、格段の成長…!
TANJAを支えていくメンバーの成長は、ほんとうに頼もしい限りです。
昨年は、このウェブサイトの記事でも、ワーカーさんの活動を紹介する機会が多くありました。
今年は、農園全体の活動を支えている職員ついても、少しずつご紹介できればと考えています。