AFRICAN STORIES

初期費用ゼロで再エネ導入を実現、持続可能な農業と地域発展モデルを構築

アフリカ・タンザニア連合共和国の北部、アルーシャ州カラトゥ県にてコーヒー農園等の運営を行うTANJA Corporation  Limited(所在地:タンザニア、Managing Director:椿進、小森英哉)と、同じくタンザニアにおいて太陽光発電を導入する事業「Pole Solar(ポレソーラー)」を運営する株式会社UPDATER(所在地:東京都世田谷区、代表取締役:大石英司)は、2025年7月1日(火・現地時間)より、TANJAの農園にて、太陽光発電によるオンサイトPPA※モデルでの電力供給を開始しました。

本プロジェクトは、再生可能エネルギーを導入することで、農業生産の安定化とサステナビリティ経営の実現を支援し、地域経済や環境にも配慮した取り組みを展開することを目的としています。

※ オンサイトPPA(Power Purchase Agreement):電力供給事業者が顧客の敷地内に発電設備を設置し、発電した電力を長期契約で供給・販売する仕組み。初期投資を事業者が負担するため、顧客は設備費用なしで再生可能エネルギーを導入できる。

 

本取り組みの背景                    

TANJAはタンザニア北部アルーシャ州の標高1,370~1,840メートルに広がる約1,760ヘクタールの大規模農園を運営し、スペシャルティコーヒーを生産・日本へ輸出しています。地域社会の持続的なウェルビーイング創出を目指す「スマート・ビレッジ構想(Smart Village Project)」の実現のために、すでに500名以上の現地雇用を生み出し、持続可能な農業経営を推進してきました。現在では、コーヒーに加えマカダミアナッツやアボカドの栽培も進めています。

TANJAが生産したコーヒーは、グループ会社の株式会社OSTI Japanが責任を持って輸入・販売を手がけています。商品はAFRICAN STORIESというブランド名で販売されており、生産者の想いが届く「顔の見える」商品として多くの方に愛されています。

一方で、現地の電力インフラは不安定で、停電が頻発する状況です。そのため、コーヒーの加工が滞る事態となり、加工場の安定的かつ効率的な運営が難しいだけでなく、加工の中断や遅延によるコーヒー豆の品質低下も懸念されていました。さらに、停電時に使用していたオフィスおよび住居用の発電機は燃料費が高く、温室効果ガスの排出に繋がることから、大きな経済的・環境的負担になっていました。

こうした課題に対し、TANJAとUPDATERは、初期費用を抑えつつ安定した再生可能エネルギーを導入できる「オンサイトPPA」モデルを採用しました。農園の電力課題と環境課題の同時解決を目指すとともに、地域の脱炭素化と経済合理性の両立を図る持続可能な取り組みとして実現に至りました。

【写真:農園の様子(斜面いっぱいに広がる雄大なコーヒー農園)】

取り組みの概要

今回の取り組みでは、農園敷地内に太陽光発電設備と蓄電池を設置し、そこから得られる電力を農園に直接届ける仕組みを導入しました。発電設備の設置や保守はUPDATERが行い、農園側は初期費用をかけずに、月々の定額料金だけで安定した電力を使うことができます。

【プロジェクト概要】
  設置容量:太陽光発電10.6kW、蓄電池31.8kWh
 供給モデル:オンサイトPPA(農園敷地内に設置)
  契約期間:10年間
  供給開始:2025年7月1日(火・現地時間)

 

【写真:太陽光PPAのパネル(左)、電力供給時の様子(右)】

今後の展望

今回の太陽光発電導入は、農園内の停電リスクを大幅に軽減し、生産ラインの安定稼働に貢献するだけでなく、高額な燃料の使用を抑えることで経済的な負担も軽減します。これにより、農園の収益性と持続可能性の向上が期待されます。

また、TANJAが推進する「スマート・ビレッジ構想(Smart Village Project)」とも連動し、農園のカーボンニュートラル化に貢献するだけでなく、将来的には安定した電力供給が近隣コミュニティの教育・医療・通信インフラの整備や、女性・若者の雇用創出など、地域全体の生活環境の向上にも寄与する事業となります。

TANJAとUPDATERは、今回の事例をモデルケースに、農園内の他区域や他事業での導入を検討していくだけなく、長期的には農園の周辺地域への電力供給拡大も視野に入れながら事業の拡大可能性を協議してまいります。同様の電力課題を抱える他の農園や地域コミュニティに対し、成功事例を提示しタンザニア全体に持続可能なエネルギー利用を広げていくことを目指します。

担当者コメント

TANJA Corporation Limited シニアプロジェクトマネージャー
茅沼 智幸
昨年、初めてコーヒーの収穫・加工のシーズンを通じて現場に立ち会う中で、頻発する停電により加工場のオペレーションがたびたび中断する状況を目の当たりにしました。収穫の最盛期に工場の稼働が止まることは、工程全体に大きな影響を与えるだけでなく、コーヒーの品質にも悪影響を及ぼしかねません。このような経験から、安定的で効率的な加工場運営のためには、電力のバックアップシステムが不可欠であると強く認識しました。そのような折にUPDATER社の太陽光発電事業について伺い、当社が直面する課題を解決するだけでなく、当社の Smart Village Projectの一つの軸であるカーボンニュートラルの実現を目指すこととも高い親和性があると確信しました。今回の設備導入によって、安定した加工オペレーションの実現とともに、当社が掲げるカーボンニュートラル目標への大きな前進につながることを期待しています。当社は今後も事業の成長にあわせ、安定的かつ環境に配慮した電力供給の確保を重視し、 UPDATER社と連携しながら新たな可能性を探求してまいります。

 

株式会社UPDATER pole solar事業担当
宇野雄登
TANJA農園には、これまで私も何度も足を運んできました。見渡す限り広がる雄大な農園で、現地の多くの方々に雇用を生み出しながら、地域コミュニティと深く関わって活動されている様子をこの目で確かめてきました。アフリカの農村部で、地域と調和しながらこれほど大規模に事業を展開している例は非常に珍しいと感じています。一方で、電力インフラはいまだ十分とは言えず、停電によってコーヒーなどの加工業務が何度も中断されてしまうと伺い、太陽光PPAの導入でこの課題を解決したいと強く思うようになりました。今後も、タンザニアの基幹産業の一つである農業をさらに活性化し、都市部だけでなく地方の発展にも貢献できるよう、TANJA社と共にスマート・ビレッジの実現を目指していきたいと考えています。

 

会社概要

式会社UPDATERについて 
2021年10月1日にみんな電力株式会社より社名変更。ソーシャル・アップデート・カンパニーとして、法人・個人向けに SXサービスを提供する。独自の特許ブロックチェーン技術を活用し、世界で初めて電力トレーサビリティを商用化した再エネ事業「みんな電力」は、国内トップクラスのプラットフォームとなっている。「顔の見えるライフスタイル」の実現のため、ウェルビーイング事業「みんなワークス」、エシカル調達事業「TADORi」などを展開。第4回ジャパンSDGsアワード内閣総理大臣賞、2021年度 NIKKEI 脱炭素アワードにおいてプロジェクト部門大賞など受賞歴多数。
会社概要
所在地: 東京都世田谷区三軒茶屋2-11-22 サンタワーズセンタービル8F
代表取締役: 大石 英司
設立: 2011年5月25日
資本金: 14億497万8千円(資本準備金:21億4217万8千円) ※2025年3月31日現在
事業内容: 脱炭素事業「みんな電力」ほかウェルビーイング、生物多様性等のSXサービスを展開
コーポレートサイト: https://www.updater.co.jp/

 

TANJA Corporation Limitedについて
タンザニア北部の100年以上続くコーヒー名産地の農園を引き継ぐ形で2023年設立。合計で約 1,760haの自社農園を運営。品質の高いスペシャルティコーヒーを生産・加工。2024年10月より日本での輸入販売を開始。親会社のOS Trading & Investments Pte. Ltd. (OSTI)はタンザニアの隣国のルワンダでマカダミアナッツの生産・加工を行うRwanda Nut Company Ltd.も運営。OSTIおよびTANJAはコンサルティング・ファンド業務に携わるAAIC Holdings Pte.Ltd.のグループ会社。
会社概要
所在地: タンザニア連合共和国アル―シャ州カラトゥ県
Managing Director:椿 進、小森 英哉
設立: 2023年
事業内容:タンザニアにおける農産品(主にコーヒー豆)の生産・加工・輸出事業
コーポレートサイト:
ブランドサイト:https://www.ostiglobal.com/
オンラインショップ:https://shop.ostiglobal.com/collections/all-products

 

本件に関するお問い合わせ
株式会社UPDATER 戦略広報チーム(豊島・上田)
TEL:03-6805-2228(平日11:00~15:00)
E-mail:pr@minden.co.jp

 

TANJA Corporation Limited
担当:茅沼(シニアプロジェクトマネージャー)/溝内(シニアオペレーションマネージャー)
お問い合わせ:こちらのコンタクトフォームよりご連絡下さい。

 

【プレスリリース】20250717_プレスリリース(TANJA_UPDATER_タンザニアで太陽光PPA導入)

2025年8月20日(水)~22日(金)の3日間、TICAD9(第9回アフリカ開発会議)のテーマ別イベントとして、JETRO主催による「TICAD Business Expo & Conference」が開催されます。

本イベントは、「Japan Fair」、「Africa Lounge」、「イベントステージ」、「テーマ展示」の4つのゾーンで構成され、多彩なコンテンツを一つの会場に集約した新しいスタイルで実施します。「Japan Fair」には、過去最多となる196社・団体(うち中小企業107社)の日本企業の参加が決定しており、ジェトロが主催するアフリカ関連イベントとしては過去最大級の規模となります。

厳正なる審査の結果、株式会社OSTI Japan(以下OSTI)、およびグループ会社の株式会社AAIC Japan(以下AAIC)の2社が、同イベントのブース出展企業として採択されました。加えて、OSTIは「クロッシングパーク」でもコーヒーを配布予定です。

当該イベントは東西南北のアフリカ各国が横浜に一同に会し、一度に多様なアフリカ文化と共に日本企業のビジネスの展開状況を知ることができる絶好の機会です。

Rwanda Nut(ルワンダ)、TANJA(タンザニア)の農園の話や、コーヒー・マカダミアナッツなどの商品にご関心ある方は、ぜひご来場くださいませ。

 

【概要】
日程:2025年8月20日(水)~22日(金)
主催・共催:ジェトロ・アフリカビジネス協議会
後援:経済産業省、外務省
場所:パシフィコ横浜 ホールB・C
(〒220-0012 神奈川県横浜市西区みなとみらい1-1-1)
内容:Japan Fair、Africa Lounge、イベントステージ、テーマ展示。
TICAD Business Expo&Conferenceに日本企業、過去最多約200社参加 ―アフリカ市場、多彩なコンテンツで挑戦― | 2025年 – 記者発表 – お知らせ・記者発表 – ジェトロ
※入場には事前登録が必要とのことですので、詳細は今後のJETROのご案内をご確認下さい(JETROの事前説明会より)

 

【参画イベント】
●Japan Fair:ブース出展
①『フードバリューチェーン』ゾーン(OSTI)
※現地活動を紹介しながら、商品紹介・配布を実施予定です。
※『クロッシングパーク』にも、商品を設置予定です(ご自由にお取り頂けます)

 

②『アフリカで活躍する日本企業』ゾーン(AAIC)
※これまでの活動・実績を紹介するとともに、投資先の招聘企業と日本企業との面談訪問や、MoUの締結等を実施する予定です。

 

●ステージイベント
・日時:8/20(水) 12:00-12:45
・場所:ステージB
・登壇テーマ:AAICファンド事業について(予定)

 

【関連情報】
第9回アフリカ開発会議(TICAD 9)|外務省

【写真:TANJA農園のビューポイントの一つ、Shah Estateのトップから】

2025年3月、第1回TANJAコーヒーツアーを催行しました!

普段よりTANJAコーヒーをご愛飲頂いているお客様で、「せっかくなので農園に訪れてみたい!」という熱い思いをお持ちの方々が、今回TANJAコーヒーツアーとして、農園に訪れてくださいました。

●農園到着後、まずは車で広大な農園各所巡り
ビューポイントの一つであるShah Estateの山頂(上記写真)から、隣接するンゴロンゴロ自然保護区との境目近くに立ち、広大なTANJA農園の眺望を眺めて頂きました。(時々ゾウにも遭遇するスポット)。
今の時期、コーヒーチェリーはちょうどその緑色の実を日々大きくしてきています。これから赤く色づき収穫期になるまでの経過を、実際にコーヒーの樹を見ながらご説明させて頂きました。
【ご参考】
【コーヒー農園:品質向上の様々な取組シリーズ①】コーヒーチェリーの色づきチェック – African Stories

 

●続いてコーヒーの加工場見学
収穫後のコーヒーチェリーが、どのようなプロセスでコーヒー豆(生豆)になるかを順を追って説明。(今の時期はコーヒー豆がないので、想像を膨らませて頂きながら)
我々のNgorongoro Coffeeの特徴の一つである、3種類の加工(フルウォッシュド、ハニー・ナチュラル)の違いもプロセスを追いながら改めてご説明させて頂きました。
初めてのアフリカ渡航とのことで全てに新鮮さを感じていらっしゃる中、TANJA農園の雄大な自然に囲まれながらコーヒーチェリーがコーヒー豆になるまでを、ゆっくりと順を追って感じて頂きました。

 

●最後にコーヒーのテイスティングタイム
テラスでNgorongoro coffeeをテイスティング頂きました。実際に農園を巡られや後だけに、美味しさもひとしお…、といったご様子でした。
帰り際には、お土産として、TANJAのNgorongoro Coffeeと、Rwanda Nutのマカダミアナッツも沢山お買い上げ頂きました。

 

実際にご来訪頂くことで、コーヒーのおいしさだけではなく、五感をフル活用して全身で「TANJA農園とNgorongoro coffee」を体験して頂くことができました。

 

みなさまが道中、最後にも仰っていたのは「とにかく感動した!」というお言葉でした。

 

このような農園の魅力がたくさん詰まって出来上がる‘Ngorongoro Coffee’。

農園に思いを馳せながら、まずは明日の一杯から、『コーヒー浴』を体験してみませんか?

【オンラインサイトはこちらから】

African Stories by OSTI:アフリカンストーリーズ バイ オスティ – OSTI – AFRICAN STORIES

 

 

【写真1:撮影の様子】

2025年2月18日、関西キー局の毎日放送(MBS)の情報番組「よんチャンTV」でTANJA農園が紹介されました!

同テレビ局のアナウンサーが大阪・関西万博の参加国を訪問し、その国を紹介するという企画として新人アナウンサーの河西美帆さんが農園を訪問してくれました。番組では、雄大な農園の風景や、農園で採れたコーヒーのテイスティングの様子が放送されました。また河西アナウンサーは、コーヒーの植樹にも挑戦してくれました(写真2)。

【写真2:河西アナウンサーが植樹したコーヒーの樹】

同テレビ局のYouTubeチャンネルでは、タンザニアのサファリの様子などの動画がアップされていますので、ぜひご視聴ください。

MBS News
 (2025年2月18日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」より)
【アフリカ・タンザニア】河西アナが”石”を食べる!? 世界三大コーヒー・キリマンジャロコーヒーの大生産地を目指す【アナウンサー世界一周ご縁たび】
https://www.mbs.jp/news/feature/expo2025/article/2025/02/105258.shtml
(※現在は動画の掲載はありません。期間限定だったようです)

2024年10月9日(水)~12日(土)、アジア最大のスペシャルティコーヒーイベント・SCAJ2024にOSTIが出展致します。

本イベントは中南米、アフリカ、東南アジアなどの生産国・地域をはじめ、世界中の業界関係者とコーヒー関連のあらゆる商品が一堂に会するアジア屈指のスペシャルティコーヒーイベントです。

弊社はタンザニアブースに出展しており、日本で本格発売を開始したばかりの弊社NGORONGORO Coffeeの試飲もお楽しみ頂けます。

ご関心ある方はぜひブースまでお越しくださいませ。

【イベント概要】
日程:2024年10月9日(水)~12日(土)
場所:東京ビッグサイト 西・南展示棟 〒135-0063 東京都江東区有明3-11-1
イベント詳細:SCAJ2024

【昨年SCAJ2023の様子】

大変お待たせしておりました、本日10月4日(金)より、遂に自社農園で作ったタンザニアのコーヒー(NGORONGORO COFFEE)とルワンダのマカダミアナッツ(THE HILLS)について、新ECサイトでの本格販売が始まります!!!

今年のコーヒーは、天候にも恵まれ昨年よりも豊作となり、6月から始まった収穫シーズンも無事終えることができました。日本に向けた出荷も着々と進んでおります。

コーヒーの製法はフルウォッシュド・ハニー・ナチュラルという3種類を実施しており、それぞれ違いをお楽しみ頂けるようになっております。

マカダミアナッツも、新ECサイトからコーヒーと併せてよりお手に取って頂きやすくなりました。

下記、毎月お届けする定期購買プランもご用意しております。

【ECサイトはこちらから】
オンラインショップ
定期購買ページ
送料無料セット(コーヒー・マカダミアナッツの詰め合わせセット)

今回本格リリースセールとして、お買い上げの皆様に弊社のフルーティーなコーヒーをお手軽にいただけるよう、1.6倍増しキャンペーン中です!

ぜひこの機会に両商品をご賞味頂ければと思います。

 

それから、来週10月9日から開催されるアジア最大のスペシャルティコーヒーイベント「SCAJ2024にも出展しますので、ぜひタンザニアブースへ試飲にいらしてください。

【イベント概要】
日程:2024年10月9日(水)~12日(土)
場所:東京ビッグサイト 西・南展示棟  〒135-0063 東京都江東区有明3-11-1
イベント詳細:SCAJ2024

[写真:昨年の様子]

 

尚、これまでには下記のInternational Taste Instituteの賞も受賞しておりますので、こちらもご覧頂ければと思います。

【ニュースリリース】
OSTI「NGORONGORO COFFEE」がInternational Taste Instituteで星つを受賞

 

みなさまにより商品を楽しんで頂けますよう、これからも様々な取り組みに挑戦していきたいと思います。

2024年10月26日(土)開催予定のJICA関西(神戸)秋祭りにて、株式会社OSTI Japan、石光商事株式会社は共同参加し、コーヒーセミナー及びブース出展を致します。

JICA関西秋祭りは、JICAの取り組みを紹介しながら地域と国際協力のかけはしになるイベントで、来日中の研修員や留学生との交流イベントや国際協力・SDGsに関係する団体のブース出展、協力隊応募相談の他、食堂では多国籍の秋祭りメニューが提供されます。

この国際色豊かなイベントに、弊社と石光商事は共同参加致します。

コーヒーセミナーでは、各国のコーヒーの魅力を伝えるというテーマで、弊社からはタンザニア産コーヒー(※)、石光商事からはコロンビア産コーヒーをご準備し、コーヒーの違いや共通点など、その魅力をご紹介させて頂きます。

また、ブースではこれらのコーヒーの試飲もご準備しており、飲み比べを楽しんで頂けるように企画しております。

長い歴史を持つコーヒー専門商社の石光商事との魅力が詰まったコラボイベントですので、ご関心ある方は是非お越しくださいませ。

※TANJA農園のタンザニア産コーヒー(Ngorongoro coffee)は、2024年10月より日本で本格発売の予定。

【イベント概要】
●日程:2024年10月26日(土)  10:00~17:00
※コーヒーセミナーはお昼前後の開催を予定しています。

●場所:JICA関西(神戸)
●アクセス:JR東海道本線「灘」駅から徒歩約12分、阪神「岩屋」駅から徒歩約10分
アクセス | 日本での取り組み – JICA

●パンフレット:JICA関西秋祭り2024チラシ0929

●詳細(JICAウェブサイト)「JICA関西秋祭り2024」開催!! | 日本での取り組み – JICA

【参考情報】
●石光商事株式会社:世界の食の幸せに貢献します。石光商事株式会社公式サイト (ishimitsu.co.jp)

2024年7月26日、TANJA Co. Ltdは、所在地であるタンザニアの北部のアル―シャ州カラトゥ県(Karatu District, Arusha Region)にて、カーボン・ニュートラルの達成を目指したプロジェクトに関するステークホルダー会議を開催しました。

1.カーボン・ニュートラルの達成を目指したプロジェクトとは

・弊社が農園事業を中核として実施するスマート・ビレッジ・プロジェクトの柱の一つがカーボン・ニュートラルの達成です。タンザニアでは、農村地域を中心に伝統的な三石かまどが家庭の調理熱源として主流ですが、熱効率が悪いため毎日大量の薪が必要になり、環境面・生活面で大きな課題となっています。そこで、TANJAでは、熱効率のよいImproved Cook Stove(ICS)導入プロジェクトを企画。これにより薪の使用量が減少し、CO2排出量の削減、森林保全、煙による目や呼吸器への悪影響の緩和、さらには女性の家事負担(薪集め)が減り、女性のエンパワーメント向上にも繋げる、コミュニティの福利厚生の向上を目指すプロジェクトです。近年、タンザニア政府としても、今後のエネルギー施策として薪の利用量を減らす方針を掲げており、政府方針とも合致しています。

・このプロジェクトを持続的に推進するために、国際認証機関へのカーボン・クレジット認証の申請も計画中です。

2.ステークホルダー会議とは

・プロジェクトを企画・推進するにあたり、地域の政策決定者や利害関係者などコミュニティの代表者からコメントや質問などを提示頂く会議です。地元の人々の目線から、我々のプロジェクトへの賛同と更なる改善に向けた提案を受けるための重要な機会となります。

・対象エリアはアル―シャ州カラトゥ県下の地区(Ward)になり、この地域の関係者を招待しました。参加者は、アル―シャ州行政関係者、各Wardの県評議会議員、区行政官、村行政官、女性グループの代表、NGOの代表です。当日は、事業対象予定地域以外の地区からの参加者もあり、参加者は100名を超えました。このプロジェクトに対する地域の方々の関心の高さを感じることができました。

【会議の様子】

●参加者からのコメント

参加者には、ステークホルダー会議の印象や、プロジェクトに対して良い点、課題点、などについて、アンケートで回答いただきました。アンケート結果から、このプロジェクトへの賛同を確認することができました。

「このプロジェクトは環境に良く、煙を減らすことで目や肺も健康的になる」

「国の政策に沿って、クリーンなエネルギーで薪消費の課題に取り組んでいるのが印象に残った」

「この技術を社会に導入し、大量の薪を使っている女性を助けることができる」

「若者の雇用・環境保全・呼吸器系などの女性の健康問題の削減が良い」

※スワヒリ語での回答を英訳し、さらに和訳したもの。(一部抜粋)

 

最後の閉会の言葉では、アル―シャ州行政関係者のMr Frank*から以下のというコメントを頂きました。

*Assistant Administrative Secretary (AAS) responsible for Industry, Trade and Investment, Regional Secretariat (RS)

「私はカラトゥ県の人々に、日本から来た親愛なる人々が提供するこのような機会に参画することを強く勧めます。ご存知のように、日本から来た私たちの親愛なるTANJAは、オルディアニ の地域に投資しています。コーヒー、アボカド、マカダミアの大規模農園で、1,760ha以上の土地を所有し、近隣住民、労働者、そして自然環境に対して持続可能な農業の実践に力を注いでいます。環境を保全すれば、地域の自然の魅力は高まります。だからこそ、彼らは環境を守り、私たちにも環境を保護する新しい技術をもたらします。ですから、親愛なるカラトゥ県の皆さん、これはチャンスです。これらの技術を学び、利用し、広めることが私たちの仕事です。私たちの国をより良くするために。ありがとう。」

※スワヒリ語での回答を英訳し、さらに和訳したもの。

今後、こうした地域の代表者ともしっかり連携を取り、地域に根差したプロジェクトとして推進して参ります。

 

 

2024年5月28日、国連工業開発機関(UNIDO)とタンザニア投資センター(TIC)の主催で「タンザニア投資セミナー」が開催されました。在日タンザニア大使館と国連開発計画(UNDP)タンザニア事務所の共催で、東京と大阪で2日間にわたって実施されました。OSTI Japanから白取も登壇し、「タンザニアにおける農業ビジネスとスマートビレッジ構想」というタイトルでプレゼンを致しました。

本セミナーではタンザニアにおける投資をテーマに、各関連機関、日本企業がタンザニアの現状や活動を紹介しました。
冒頭、駐日タンザニア連合共和国大使館のバラカ・ハラン・ルヴァンダ特命全権大使によるスピーチから始まり、今回初めて来日したTICジレッド・テリ総裁がタンザニアの産業・インフラの直近の状況と、本国に対する投資の魅力をプレゼン。また、UNDPタンザニアの代表である小松原氏が、マクロ観点からタンザニアの潜在性を説明。その後、タンザニアにて実際にビジネスを展開しているOSTI Japan、COTS COTS LTDが、リアルなビジネス現場における課題と取り組みを紹介しました。

TIC総裁が来日し、初めて自ら登壇したということで、タンザニア政府の誘致に対する並々ならぬ意欲が見えました。閉会後のネットワーキングも非常に活発に行われました。

白取のコメント
「タンザニアは東アフリカの中でも、豊富な生産年齢人口と安定した政治基盤が非常に魅力的です。現在政府が取り組んでいるインフラ拡充が進むと共に、今後資本が流入し、成長が加速していくと考えています。」

【当日のプログラムなど】
イベントレポート:「タンザニア投資セミナー」 | 国際連合工業開発機関(UNIDO)

タンザニア投資セミナー開催、投資環境をアピール(JETRO)

 

【関連記事】
UNIDO:タンザニア投資セミナー」5/28(東京)5/31(大阪)
大阪商工会議所:タンザニア投資セミナー(大阪) ~東アフリカのハブを目指す有望国~

 

【本リリースに関するお問い合わせ先】
会社名:株式会社OSTI Japan
氏名:白取 竜也
役職:セールスマーケティングマネージャー
連絡先:info@ ostiglobal.com
(お問い合わせの際は、@の後のスペースを削除するようご留意ください)

弊社OSTIが所有・運営しているタンザニアの農園(TANJA Corporation Ltd.)にてカーボン・ニュートラルの実現に貢献してくれるインターン(有給)を募集します。
(期間:2024年8月~11月、応募締切:6月28日(金)正午)※定員充足次第、〆切りとさせて頂きます。

1.農園事業概要

タンザニアの自社農園では、現在コーヒー豆の栽培・加工・販売を行っていますが、今後、これまで十分に活用されていなかった農園の土地にてマカダミアナッツやアボカド等の栽培・加工・輸出も行っていきます。また、これら農園事業においてTOPPAN社とともにスマート農業の確立に向けた実証実験を行っています。

About Us – African Stories (ostiglobal.com)

これら農園事業を中核としながら、地域住民に持続的な収入源の機会の提供、基礎インフラ(電気、清潔安全な水、教育、医療、インターネット等)の提供、ゼロカーボン/大規模なCo2吸収の実現などにも取り組んでおり、私たちはこの事業を「Smart Village Project」と呼んでいます。

2.業務概要

昨年2023年、この「Smart Village Project」の中心課題の一つである農園事業におけるカーボン・ニュートラルの実現に向けた多様な取り組みの一環として、今年2024年、農園職員や地域住民の世帯に対して薪の使用量を減らす調理器具(Clean Cook Stove)の配布を開始しました。今後、農園のあるカラトゥ県全域を対象として同調理器具の配布事業を展開し、カーボン・クレジットの取得も目指していきます。

今回は本プロジェクトの推進のために以下の業務に貢献してくれるインターンを募集しています。

【業務概要】
①各世帯における同調理器具の利用状況のモニタリング体制の構築
②カーボン・クレジットの取得向けた情報の収集・分析及びステークホルダー会議の準備(ロジ業務を含む)など
③その他、カーボン・ニュートラルに向けた業務(現地に滞在する日本人シニア・マネージャーから指示を受ける)

3.応募条件・方法

(1)求められる経験・資格等
基本的なコミュニケーション力、調整力、ロジ業務における経験を有していることを基本とし、以下の経験・能力等を有すること

①業務経験
次のいずれかの経験を有すること
・カーボン・ニュートラルに関連する業務もしくは研究経験
・途上国におけるコミュニティ開発の活動やフィールド研究

②語学力
・英語での交渉、文書作成が可能であること。
・タンザニアの母国語であるスワヒリ語ができることが望ましいが必須ではない(業務上、接する地域住民等はスワヒリ語を母国語としていることから、スワヒリ語を自主的に学ぶ意欲のある人材が望ましい)。

③その他
・将来において途上国(特にアフリカ)においてビジネス、国際協力分野において活躍していくことを希望していること。

(2)応募方法
①締め切り:
2024年6月28日(金)正午(タンザニア時間同日18;00)※定員充足次第、〆切とさせて頂きます。

②提出書類
・以下のGoogle Formに必要事項を記入し、必要書類をPDFにて添付の上、提出してください。
【Google Form】 https://forms.gle/JRboyKkVb8cx84Z86
【必要書類】(PDF)
①履歴書(書式不問。A4用紙1枚まで)
②職務・研究経歴書及び自薦書(書式不問。A4用紙2枚まで)
※ファイル名:提出日、氏名、書類名を記載 (例:20240601_炭社太郎_履歴書)

(3)選考方法
・書類選考及び面接(書類選考通過者のみに連絡します)

4.諸条件

(1)インターン期間
2024年8月~11月までの間の3カ月(2カ月以上、3か月未満)。
※期間については調整が可能です。

(2)滞在場所
・タンザニア、アルーシャ州カラトゥ県オルディアニ地区(Oldeani Ward, Karatu District, Arusha Region)にある農園。
・農園内住居に個室を提供します(短期的にルームシェアとなる可能性もあるが、原則、個室)。
・なお、同住居にはシニア・マネージャー(2~3名)が常駐しています(4LDK)。

(3)費用補助(詳細については面接時に説明します)
・渡航費補助(航空賃一部、ビジネスビザ代全額)
・食費(月200ドル)(農園内住居で自炊が可能)

■問い合わせ先
・TANJA Senior Operating Officer 溝内克之
internship.jp.tanja@gmail.com